あの日見た 山の頂きを 僕たちはまだ知らない

東京に在住の宇佐木の登山ブログです。いろいろな山をゆるく紹介します。

【雑記】日本一高い山、富士山に登って感じたこと

日本で一番高い山、富士山。標高3776.24mの独立峰。今回はこの富士山に登るべきか、否かという話です。迷ってる人向けの話なので、自分は登るんだ!って決めてる人は、どうぞ登ってください。ちなみに、宇佐木は2014年7月と2015年8月の2回チャレンジしました。

 

富士山に登るということはどういうことか

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登山を始めたばかりの人にとって、富士山登頂は一つの目標ではないでしょうか。ただ、登山にハマっていく人ほど富士山は見る山で、登る山ではないと言っている気もします。実際、富士山はどんな山でしょうか。

端的に述べると、以下の特徴があります。(あくまで、宇佐木の私見です。)

【短所】

・展望に変化はありません。

・登山路が単調です。

・高山病にかかることもあります。

・山小屋はぎゅうぎゅうです。

【長所】

・なんと言っても日本一です。

・天候に恵まれれば雲海を見ることができます。

・見れなくても朝日は綺麗です。

・話のネタとしては十分な知名度があります。

・装備を整えれば、危険は少ないです。

 

今の宇佐木は、富士山にいくくらいなら北アルプス南アルプスの山々を目指したいというのが本音です。ただ、山に登らない友人や知人にどこに登ったことあるの?と質問された際に、富士山に登ったことがあると、相手もリアクションしやすくて親切です(笑)

少し前に、穂高にならんで 日本で2番となった北岳の話をしても誰もピンとこないですからね。

 

宇佐木の富士登山簡易記録と注意点

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1度目のチャレンジでは、見事に高山病にかかり、日本一高い所でマーライオンしてしまったのが苦い思い出です。

夜発で徹夜登り続け、朝日を山頂でみるという、登山プランでした。10人くらいの団体で登って、高山病にかかったのは2人。それまでにもいくつかの高山を登っていましたし、体力にも自信はあったため、高山病にかかるなんて思ってなかったので少しショックでした。残念ながら、剣ヶ峰まで行く気力もなく、この登山中には本当の意味での日本一には到達することはできませんでした。

 

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2度目は、前回の反省を活かし夕方発、8合目で3時間の休息(睡眠)の登山プランで登りました。宿泊先で隣の客との距離が近く寝れないというアクシデントはありましたが、多少は休めたようで、高山病の症状も比較的浅め。なんとか剣ヶ峰まで登ることが出来ました。ちなみに、高山病もどきになったのは私だけ。とことん気圧変化に弱い体のようです。

当日は天気が悪く麓のガイドさんに、無理をしないように注意されました。1人、強力な雨女がいたので、なおさら心配でした。彼女が事前に気象神社で祈願したおかげか、天気はギリギリ持ちこたえ、奇跡的に雲海から登る太陽という最高のシチュエーションを経験することができました。これは、必見と言ってもいいと思います。ピンチはチャンスって言うのは、こういうことですかね。

皆さんも、大事な日には気象神社に行ってみるといいかも知れません(*゚-゚)

気象神社

 

富士山は登るべき山なのか

なんだかんだ言いましたが、1度は登ってみるといいかもしれません。やはり、百聞は一見に如かずです。

ただ、朝日を見たいなら、少しでもいいので8合目で宿泊して体調を整えることをお勧めします。高山病にかかると下山するしか、すぐに治す方法はないといいますしね。

そして、1度登った後は高さだけではない色々な山の楽しみ方を探してみてください。ピークを目指すも一興、そこに住む生き物を探すのも一興、より一層登山が楽しくなると思います。

あなたらしい登山を是非楽しんでいきましょう!