あの日見た 山の頂きを 僕たちはまだ知らない

東京に在住の宇佐木の登山ブログです。いろいろな山をゆるく紹介します。

【奥秩父】5月下旬の瑞牆山

2018年5月26日に芝生公園から時計回りのルートで、瑞牆山に登りました。友人♂と2人登山です。以前、金峰山に登った時から登りたいと思っていた、念願の瑞牆山

 

瑞牆山はこんな山!

まずは、今回登った瑞牆山(みずがきやま)についての紹介。

瑞牆山は奥秩父の標高2230mの山で、先週登った両神山と同じ百名山の1つです。登山口は芝生広場と瑞牆山荘の2つがあり、瑞牆山荘登山口から登るのがメジャールートのようです。

残雪の状況ですが、2018年は5月中旬までアイゼンが必要だったようです。また、11月頃には雪が降り始めるので、宇佐木のような、「雪山怖いハイカー」には、登れる時期が限られる山です。

  

アクセス

最近、友人が車を積極的に出してくれるので、今回も登山口までは車で向かいました。みずがきやま自然公園には約100台分の駐車場がありますが、10時到着時点で残り2台分となっていました。

ちなみに、瑞牆山荘までは韮崎からバスが出ています。8:50韮崎発が唯一日帰り登山可能な時間帯に到着する便です。帰りは15:20か16:30(休日、祝日のみ運行)ですが、15:20はギリギリかもしれません。

 

コース紹介

 今回は芝生広場から時計回りの周遊コースです。行程は約8.5kmで、コースタイムは6時間15分くらいです。標高差は約740m程度です。

 

みずがき山自然公園(ト)→みずがき林道→不動沢→不動滝→瑞牆山→桃太郎岩→富士見平小屋→まきみち→みずがき林道→芝生広場→みずがき山自然公園(ト)

(ト)…トイレ

 

山行記録

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10:00 みずがき山自然公園

みずがき山自然公園までの道は、整備も行き届いていたので運転も楽そうでした。先週、先々週の両神山とは大違い。

みずがき山自然公園は、結構流行っているキャンプサイトかつ、岩場をクライミングしに来る人で、単純に交通量(使用者)が多いからだと思います。

 

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みずがき山自然公園にはたくさんのツツジが咲いています。

 

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10:30 みずがき林道悪路

スタート地点が分かりづらく、どこかな?となりました。芝生広場を上がって行ってもたどり着ける様ですが、駐車場から瑞牆山に向かって左に続く舗装路を進んでも行けます。私たちは後者を選択しました。写真は分岐です。道中、カエルのようなセミの鳴き声に歓迎されました。もう、夏も近いですね。

 

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地図に表記があったため、悪路と書きましたが普通の登山道です。車で通るには悪路という意味のようです。けっこう奥まで車で入ってこれるんですね。

 

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11:00 不動沢

しばらく歩くと、とても綺麗な沢に出ました。こういった自然がたまらなく良いですね。

ここまでの道のりは、比較的緩やかで歩が進みます。

 

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今回初めて会った花はキバナノコマノツメ でした。黄色い花は種類も多くて特定が難しいですね。

 

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11:25- 11:35 不動滝(10分昼食休憩)

水量はそれほど多くありません。瑞牆山を構成する岩の特徴からか、長い年月で削り取られたのか、岩壁はヤスリをかけたみたいにツルツルでした。

雨が降ったあとなんかは、左の方まで水が流れるのかなと思わせる跡もあります。自然の力、すごいですね。

少し早いですが、ここで1回目の食事休憩をとりました。今日はおにぎりを2つと手巻き1つを持ってきたので、そのうちの2つを食べました。いっぺんに食べるとお腹がパンパンになるので、小分けにして食べます。

 

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どこにでも咲いている気がするオオカメノキもありました。

 

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11:55 ししくい坂

この看板あたりから、急に斜度があがります。瑞牆山は岩肌が露出している山なので、一般人が通れるコースも必然的に限られてきます。いつかは急斜面になるんだろう…と思っていましたが、ついに始まりました。獅子をも喰らう、ゴツい坂って事ですかね。

 

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12:30 不動滝・富士見平分岐

ここまで登ってくれば後わずかです。山頂を楽しむ人の声も聞こえます。

 

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途中ハシゴが一つあるので、焦らずゆっくり登ります。

 

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12:40-13:25 瑞牆山山頂(45分休憩)

絶景!この一言につきます。南アルプス北アルプス八ヶ岳、すべて見えます。あれが昔登った北岳だねー、なんて話しながら2回目の食事休憩をとりました。

山頂が広いのでそこまで気になりませんが、休憩中の登山者も多いです。1歩先は崖下なので、ぶつからないように注意して歩きます。リュックサックは降ろすか、前に抱えて歩きましょう(1回、ほかの登山者のリュックに押されて、ヒヤッとしました(ˊ•̤ω•̤ˋ)

 

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写真は金峰山。五丈岩が見えますね。

 

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向かいの岩場を直登する猛者もいました。登り始めるとあっという間に、数メートルの高さまで移動します。怖くないのでしょうか。

 

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帰りは富士見平小屋方面に下山します。自然公園からのルート同様に急斜面が続きます。下りの急斜面は膝に負荷がかかります。負担を減らそうとすると筋力を使うので、登りよりも筋肉は疲れますね。

 

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イワカガミが咲いています。これは前回の両神山で見つけた花でした。

 

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14:15 桃太郎岩

大きな大きな桃太郎岩。細い木をつっかえ棒にするのが流行っているみたいですね。1本ずつ取り除いてったら、いつかは転がっていくのかな…なんて。この大きさの岩が転がって来たら避けようが無いですね。

 

14:35 富士見平小屋

 富士見平小屋には、たくさんの宿泊客がいるようでした。できたら飲みたいと思っていた瑞牆ビールの旗を見つけましたが、下山したあと瑞牆山荘で買えば良いかと思い、ここではぐっと堪えました。(結果、瑞牆山荘では瑞牆ビールは販売してなかったので飲むことは叶いませんでした。。)

 

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テント場にはたくさんのテントがたっていました。テント泊、憧れますね。まずは、レンタルしてテント泊してみようかなー、なんて考えてます。

 

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14:40 みずがき山自然公園分岐

富士見平小屋を超えると、みずがき山自然公園に向かう道への分岐が二箇所あるので注意してください。結構わかりづらいとの前評判。安心してください、1つ目は道のど真ん中に標識がありました。

 

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歩きやすい整備された道がしばらく続きます。

 

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15:00 みずがき山自然公園分岐2(難)

問題はこちら。富士見平小屋から向かう方向だとみずがき山自然公園の案内板が隠れてしまいます。クルマも通れる幅広の林道から急に細い道になるので、少し注意が必要でした。

 

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森林浴は気持ち良いですね。このルートはマイナーみたいで、鹿や熊でも出てきそうなくらい静かでした。鹿ならお会いしてみたいですね(*゚-゚)

 

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15:35みずがき山自然公園

無事到着です。芝生公園の上段にはツツジの花畑がありますが、鹿避けのために電気線が設置されています。駐車場に抜けるためには電気線外して公園を通り抜ける必要があります。宇佐木たちは、入口どこだろーってグルグルしてしまいました。 

 

お風呂は、増富の湯で頂きました。ラジウム鉱泉だそうです。ぬるめのお湯から熱めのお湯まであって、求める効能によって入り方が変わります。気持ちいつもより筋疲労の治りが早かった気がします(…プラセボかも)。

 

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夕飯は、石和温泉近くの赤富士という郷土料理屋さん。ほうとうを食べました。私達は肉ほうとう(辛口)を食べましたが、キムチの味が強いので普通のほうとうの方が、ほうとう食べてる感は強いと思います。 

 

登山後は、大きなお風呂と美味しい郷土料理!最高ですね。