あの日見た 山の頂きを 僕たちはまだ知らない

東京に在住の宇佐木の登山ブログです。いろいろな山をゆるく紹介します。

【奥武蔵】5月下旬の両神山(八丁尾根ルート)

2018年5月20日に八丁尾根ルートから両神山に登りました。1週間前に挑戦した時には北側から向かいましたが、志賀坂トンネル~八丁トンネル間の落石による道路封鎖にて断念しましたが、今回は南側の道路から登山口まで車で行きました。両神山の紹介については、過去の記事をご覧ください。

アクセス

今回八丁トンネル駐車場まで車を使用しました。北側の道路は先述の通り封鎖されていましたので、南側の滝沢ダムのほうから向かいます。登山口までの山道は舗装路が割れてしまっているところもあり、ミラーガラスは曇っていました。途中1車線のところもあるので注意してください。宇佐木は助手席担当なので気楽なもんでしたが、運転はそれなりに大変そうでした。

ちなみに、タクシーだと三峰口から1万円くらいのようです。バスでのアクセスはできません。

登山口は、上落合橋登山口、八丁トンネル登山口の二つがありますが、それぞれの登山口付近には、およそ20台ずつの駐車スペースがあります。今回9時30分頃に駐車場に到着しましたが、すでに上落合橋登山口は満車、八丁トンネル登山口は10台程度でした。

 

コース紹介

 今回は八丁尾根コースのピストンです。行程は約5.6kmで、コースタイムは5時間30分くらいです。標高差は約500m程度ですが、アップダウンと鎖が多いため、かなりハードな道のりでした。

八丁トンネル(ト)⇄行蔵峠⇄八丁峠⇄西岳⇄東岳⇄前東岳⇄剣ヶ峰(山頂)

※(ト)…トイレ

 

山行記録

9:30 八丁トンネル登山口、到着

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今回は友人♂と二人で登りました。上落合橋側の駐車場は満車だったので八丁トンネル登山口に向かいました。地図を見てみると上落合橋からのほうが、やや緩やかな歩きやすい道かもしれませんが、八丁トンネル登山口にはバイオトイレと、登山届のポストも設置されていたので、個人的には八丁トンネル登山口がお勧めです。

10分程度ストレッチや荷造りをして出発します。

 

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八丁峠までは、想像以上に急な登り坂でした。いろは坂みたいに、切り返しながら登っているのに、かなりの傾斜で足に疲労がたまっていきます。でも、この山のハード(楽しい)なところは、この先の鎖場!頑張って登ります。

 

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10:10 八丁峠

峠まで登りきると、少し明るいところに出ます。八丁峠には、展望がない展望台がありました。椅子とテーブルがあるので休憩にはよいスペースです。どの程度展望がないかは…秘密です(*´ω`*)見に行ってみてください。

 

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八丁峠を抜けて少し行くと、錆びた鉄塔跡がありました。どうしたらこんな折れ方をするのでしょう。何があったんでしょうね。

 

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少しおしゃれな案内板がありました。山頂まで2.2㎞とあります。コースタイムを考えると、これまで登ったことのある山とは異なる山容であることが伺えますね。鎖場は時間がかかると言うことです。

 

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ここからいよいよ鎖の連続です。「鎖場は一人ずつ、安全を確認して登ろう」。両神山には合計26本(八丁峠~西岳:7、西岳~東岳:17、東岳~剣ヶ峰:2。)の鎖がありました。一本ずつ丁寧に越えていきましょう。

 

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イワカガミの群生です。北海道から九州までの亜高山で咲く花だそうです。ピンクがきれいでした。両神山の八丁尾根ルートでは群生している様子が時折確認できましたので、探してみてください。

 

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 西岳に向かう途中、ふと後ろを振り返ると赤岩尾根から赤岩岳までを望むことができました。奥武蔵の山々はかっこいい形をしていますね。見ているだけでもワクワクしてきます。

 

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うん、けっこうな高度感がありますね。八丁尾根コースはたくさんのピークがありますが、どれも展望が良いので達成感があります。見える景色も少しずつ変わってくるので、見える山がなんという山か見当をつけて行くと楽しいと思います。

 

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11:15 行蔵峠

ミツバツツジがきれいに咲いていました。

 

 

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11:25 西岳

西岳の山頂からの景色です。東岳に隠れてしまい剣ヶ峰が見えないのが残念ですが、これから登る東岳、前東岳が良く見えます。この登り返しの角度を目にすると、ワクワクと共に若干の恐怖を覚えます。

 

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西岳から東岳の間は一番鎖が多い区間で、ほぼ直登のところもありました。

私達の登り始めが遅かったこともあり、何人かの下山者とすれ違いました。可愛らしいお姉さんから、少し行くと花がたくさん咲いているメルヘンな尾根に出ることを教えてもらいました。メルヘン尾根!楽しみです(*´ω`*)

 

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12:10 東岳

東岳を越えたところに、ミツバツツジが咲き乱れている区間がありました。お姉さんがここを示していたかは分かりませんが、宇佐木の独断で、ここをメルヘン尾根と名付けます(●´ω`●)

 

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12:50 剣ヶ峰

今日の山頂は、先週より少し人が少なめ。隅っこで、山の名前あてクイズをやりました。正解は知りません。八ヶ岳の場所だけは多分あってると思います。

 

13:50 東岳

人が少ないと言っても剣ヶ峰は落ち着くスペースが少ないので、早々に下山を開始しました。休憩するなら東岳や西岳がオススメです。

 

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14:40 西岳

15:00 行蔵峠

帰り道は鎖の数を数えることに集中しました。恐らく間違いないはず!

途中で、10名強の三郷の山岳会の団体に追いつきました。最年長の方は86歳らしいです。すごいですねー。オススメの山を聞くと北海道の大雪山と。…週末ハイカーには、少しハードルの高いお返事でした。いつか、行ってみたいですね。

ふたりだけなら追い越していってよと言って頂きました。団体だと、鎖場は時間がかかるので助かりました。鎖は安全のため1人ずつしか使えないので、よく渋滞が発生します。

 

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15:40 八丁峠

「山火事防止はみんなの注意から」、マナーを守って楽しく登山したいですね!本当に新緑が気持ちいい季節です

 

16:10 八丁トンネル登山口

車で、道の駅、大滝温泉の遊湯館まで行きました。こちらの温泉にはは檜風呂の内湯に、露天に、サウナまで完備されています。関東1、2位を誇る高濃度の名湯だそうです。入った感想は、うん!気持ちいい(*´ω`*)写真は撮り忘れましたorz 

利用料金:700円

泉質:ナトリウム、塩化物温泉

 

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西武、秩父駅の様子が様変わりしていました。お風呂の混み具合は分かりませんが、お土産を買うならこちらがオススメ。

www.seibu-leisure.co.jp

 

夕食はお向かいにある「えん」に行きました。地元の常連さんがいる、お店。手打ちそばと天ぷらをいただきます。しっかりその場で揚げてくれているので、サクッと美味しい音がしました。

www.soba-en.com

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。2週連続で両神山に登りましたが、両神山は春をたくさん感じられる素敵山でした。近々、「両神山に棲むいきもの」について、別記事で紹介したいと思います!

次の登山は瑞牆山の予定(*´ω`*)晴れることを祈って、準備します。